ごみをミニマルにする
今年もあと2ヶ月ですね。
まいりました。年末は何して過ごしましょう。。
果たして年末に辿り着けるのか。。。
・・・サステナブルな暮らしを目指しはじめたきっかけを振り返ってみます。
最初に憧れたのは「ミニマル」な生活でした。
私は元来オタク気質で、部屋は推しのグッズや雑誌やタオルやらで溢れておりましたが、物によって生活が制約されるもどかしさがあり、浪費癖も直すべく、お片付けを始めました。
ものを譲ったり、捨てていく中で、自分の本当に好きなもの・居心地の良い空間が明確になり、捨てれば捨てるほど、霧は晴れていきました。
スペースや時間が整理されたことで、お金の大切さがより痛感され、これまでになく「節約」も意識し始めました。節約本を読んでは、空いた時間でポイ活したり、できるだけ安く買い物する事に余念がありませんでした。
しかし、部屋の床がきれいに磨けるようになり、家計管理も以前よりかはマシになった頃、また自分の中で苦しさが湧きました。
・「捨て続ける」ことの虚しさ/罪悪感
・過度な「捨て活」への違和感
・大切に集めてきたものを捨てなければならないという強迫観念がついてまわる
・「物」に意識が向かいすぎて、やるべき「コト」に集中できない
・1円でも安く何かを買うこと自体が目的化してしまう
・もはや、「捨てる」行為が疲れる
そんな疑問や感情が、暗雲となってまた自分の気持ちを覆い始めました。
何もかも「最小限にしなければならない」という固定観念に、無意識のうちに疲れていたのだと思います。うわべだけのミニマリズムに憧れ、ミニマルさを誤った取り入れかたをしてしまい、自分にとっての「最適」を見失っていました。
「捨てる」行為で問題を解決するのは楽ですっきりします。
しかしそれはどこか私の中で殺伐とした行為と化していました。
「捨てる/便利さを買い直す」という解決策に頼りすぎて、生活力が積み重なっていかない空虚さがありました。その虚しさが、ぼんやりとした不安感や自分への自信のなさにつながっていた気がします。
そんな時、私の愛する推しが、「SDGs」関連のお仕事をゲットしました。
怒涛の勢いで、持続可能な生活に関する情報が推しの声とともにわたしに届けられたんでした。
推しと一緒に勉強しよう♪と思い「ゼロウェイストホーム」を読みました。
アメリカの家族が、ゼロウェイストを掲げ、ミニマルに暮らす写真に目を奪われました。
それ以降サステナブルな生活が気になり、ベアジョンソンさん、アズマカナコさん、服部雄一郎さん、などいろいろ本を読みました。それ以前は主に、節約の参考に、山崎寿人さん、魚柄仁之助さん、稲垣えみ子さんをよく読んでいましたが、読み進める中で、サステナブルと節約が、多くの共通項を持つことに気づきました。
サステナブルと節約、ミニマリズムは三位一体の関係だと思いました。
「サステナブルな生活」は、「最上級の節約」でした。
同時に、生活は実にミニマルなのです。
さらに、暮らせば暮らすほどしあわせを感じる、じっくり私が目指していきたい「楽しい」生活スタイルでした。
読んだ本の著者のみなさんはみな、ご自身のやりたいことや目指す生活があり、その上で今ある物を大切にして、自分の生活をこれ以上ないくらい楽しまれていました。
「サステナブル」という考え方が、欠けていたパズルのピースだったみたいです。
自分はこの方向の生活を目指したい、という気持ちがじわじわと湧いてきて、現在いろいろやってみています。
・捨てない故、ものを使い続ける、それ故にお金を使わない。愛着が湧く。○自己肯定感
・自分の買い物が循環(社会・未来・他者へ)するため、世界とのつながりを感じる◯社会貢献による幸せ
・捨てる/買う、で解決せず、生活の知恵を身につけようとする。知ることが楽しい。○知識欲・生活力の向上
・サステナブルかどうかが判断基準となり、物事の選択がしやすい ◯考えのミニマル化
そんな喜びや快感を、少しずつ実践する中で感じ始めてます。
推し活やミニマリズムを、自分の許容範囲を超えて、間違ったやり方で取り入れていた頃は、他人の行動に憧れるばかりで、自分の基準が埋もれていました。
持続可能な暮らしを探ることは、自分にあっていたみたいです。自分の中でルールを決めて達成すると、その中で個性や自信が生まれてきます。そして、自分自身が楽しいだけではなく、自己の枠を超えて、環境問題解決の一助となっているかもしれない。そんな広がりが感じられるのが楽しいです。
まだまだまだ実践中の身ですが、サステナブルな生活を心がけると、生活力が向上して、どんな状況でもゆったりとした気持ちで歩いて行けそうな気がしています。
気持ちがいつも落ち着いていて、気分が上がりすぎても、落ち込みすぎてもいない、いい感じです。
ミニマリズムを知ったことで、余白が生まれ、自分にとっての適量や好きなものがわかりました。そして模索した結果、ゴミをミニマルにする、ゴミニマリズム(?)、「ゼロウェイスト」に行き着いてきました。
コロナ禍で推しイベントは中止となり、残業は倍になる日々。しかしそんな中でも、日常生活の中でしあわせが得られる「ゼロウェイスト・サステナブル」という考え方に出会えたのは最良のタイミングでした。
「捨てる」ではなく、「使い続ける」「譲る」「作る」・・ことで、より深い、自分の「好き」を模索していきたいです。それが持続可能な社会に繋がるのならめちゃハッピー!!!
無理せず緩やかに続けられればと思います。