福毛日記

ゼロウェイストと節約とわたし

今年も服を買わなかった

さむうございます。

なんやもう今年も終わりますね。

今年は終わるが上司の小言は終わりませんね。

ああ、さむうございます。。

 

今年、私は服を買わず、被服費は0円でした。

家計簿を見直したところ、もう4年くらい、お洋服や靴、靴下さえも買っておりませんでした。

(福毛さんはどけちなのですね。ふふ。)

。。それはもちろん、お金を節約したいのと、ありがたいことに今の私は十分すぎる服を持っているからです。コートもズボンもスカートも、ぜんぶ持っているのです。

 

四季がある日本では数多の服を要します。試してみたいファッションも沢山あります。

以前は、「あ。かわいい。」と思って1週間くらい迷ったら、服を買っていました。

気分が上がるから。新しい服をまとうと、自分が変わったような気分になるから。

 

しかし、ファストファッションの裏にある苛酷な労働環境を知りました。

また海外へ運ばれた多量の古着が、ゴミとしてあふれている現実を目にし、胸が詰まりました。

そして、皮肉なことに、私が新しい服で良い気分を保てるのは数日でした。

 

 

それで、今ある服をずっと着ることにしました。

そしたらなんだか毎日楽しい上に、お金が節約できています。

衣服にかかるお金をミニマルにするためにやってみたことは

「古着を着る」「飽きない」「減らしすぎない」「洗いすぎない」「直す」「作る」

の6つです。

 

● 𓅮 古着を着る

以前から服を買うのは好きでしたが、そのほとんどが古着でした。

セカンドストリートブックオフで一目惚れしたものや、親戚から譲ってもらったもの。

祖母にもらった服は質が良く、推しのイベントの時に必ず着ています。

全体的に古着が多めだと、新品ならではのピシッとしたお洒落ではなく、緩くカジュアルなファッションにまとまってくれます。かっちりした服が苦手なので、私にはあっているのかな。

それと最近は、、私が服を買わずに過ごしていると聞きつけた知人が、お洋服をくださるようになりました。。。

ありがとうございます。

 

● 𓅮 飽きない

そうは言っても飽きたらつまらないので、「絶対に飽きない」お気に入りの髪型と、コーデを大まかに決めました。

味噌汁とご飯に飽きないのと一緒で、私はショートカットとワイドパンツに飽きない体質のようです。

基本このスタイルで、カーディガンや小物を変えれば、大したセンスを持ち合わせない私は十分に満足します。

色合いに困ったときには、一冊だけ持っている雑誌をめくり、今ある服で楽しむ術を探ります。好きなコーデが決まったら、絵にして書き留めておくと、急なお出かけでも安心でした。

 

● 𓅮 減らしすぎない

ずっと同じ服を着ていたら、ボロになるスパンは早まり、服を買う羽目になります(笑)

一回捨ててしまったら、雑巾にしてしまったら、その服はもう着られない。

ちゃんとタンスに収まる・もしくは入りきらなくても見た目が許容範囲、なら、無理に減らさないで、出番を待ってもらいます。

でもどうしても苦手な服はお譲りするか、ボロ布にして雑巾にしたりティッシュ代わりにします。

 

● 𓅮 洗いすぎない

一回着たお洋服は大きな汚れがなければ、ホコリを取り、休ませます。

服が傷むのは洗う時と知りました。ハンガーにかけ、風を通してあげると、十分すっきりとします。

お洗濯物が減って、家事労働もミニマルになって嬉しいです。

靴下は裏返して洗うと、汚れ落ちがよく、繊維が長く持つそうです(ガッテンで教わりました。)

 

● 𓅮 直す

穴はふさぎ、ボタンはつけ、裾の丈が合わなければ直します。

今年はひたすら靴下を直しました。直したらまた1年はけるのです。無限靴下です。

そして最近覚えたのは、草木染め。水色のセーターが黄ばんだので、玉葱で草木染めしたら、爽やかな緑のセーターになりました。前より好きです。どんぐりで染めたらピンクになるらしいです。ほんとかな。

 

不思議なことに、穴を塞げば塞ぐほど、その靴下をまた、はきたくなるのです。

推しに課金すればするほど戻れなくなるのとおんなじでしょうか。。

ついつい、直した部分は自慢したくなってしまいます。しないけど。。

 

● 𓅮 作る

この夏、タンスの肥やしになっていた浴衣をほどき、ショートパンツを作ってみました。

自分で裁断しアイロンをかけ縫ってみると、あまりに時間がかかる。こんなに大変な手間を、数百円で得ていたのかと思うと身の毛がよだちました。次は、正当な対価をお支払いできる買い物をしたいと、心の底から、思いました。

 

𓅮𓅮𓅮

 

こうやって色々考えて服と向き合ってみたら、今持っている服がぜんぶ愛しく思えてきました。毎日私を包んでくれてる大好きな服たち。まだまだ捨てたくないです。

 

私が持ってるお金と時間は少ないけれども、その使い方さえいい方向に向かえば、どんどん良い方向に向かってくれるのではないか、そういう淡い期待が、わたしのこころ をほんのりあたためます。

 

服を買わず、今ある服を慈しむ方法を学びつつある私ですが、

今ある服がボロになり、次服を買うときは、ピープルツリーかシサムさんで買いたいなあとネットサーフィン中です。

満足のいく使い方をするために、時間とお金を使いたいです。